9月1日 8月末に警戒区域が解除された福島県 小高区に

 

8月27,28日の2日間、共産党府議団で福島県に調査に入りました。

 

今回は4月に警戒区域が解除された南相馬市の小高区に。 

 共産党南相馬市会議員の渡辺寛一さんの案内で、3月11日から時間の止まった地域に入りました。

福島第1原発から20キロ圏にすっぽりと入る地域です。

 

 渡辺市議自身も地震直後から避難生活を送りながら、救援活動や議会での活動など、精力的な活動を行っておられます。

 

 津波のがれきも地震で倒壊した家屋も、4月まで人が入れませんでしたから、全く手が付けられていません。

 そして人が入れるようになった今も、放射性廃棄物の仮置き場が決まらないために、がれきの処理も除染も進んでいません。

 

最近になって沿岸部で渡辺市議が生後10日の赤ちゃんの白骨死体を見つけたそうです。

 

 沿岸部ではがれきが山になった場所がありますが、これは4月以降、行方不明者の捜索のために、「とりあえず横によけただけ」と渡辺さん。 

  

 地域に入れるようになったといってもまだ「泊まってはいけない」そうですが、消防署の職員さんは「泊まっているのではなく、仕事で」ということで、すでに地域内で24時間体制の防災体制をとっておられるとのことです。

 

その後福島県庁を訪問し、日本共産党福島県会議員団と懇談しました。  

 福島原発の南に約40キロ離れたいわき市も、当初は放射線量が高く、多くの方が避難しましたが、その地域出身の宮川県議(写真右端)は「放射能の雨が降る前に風呂に水をためて」飲料水を確保し、同じく「野菜を収穫して」自宅にこもり、その後被災者の救援に走り回ったそうです。

 

 その後いわき市内の放射線量は比較的低くなり、現在はいわき市から市外に避難している人と、逆にいわき市に避難してくる人の数がほぼ同じになっているそうです。

 

小高区より線量の高い福島市

  福島県では18歳以下の子どもたち4万人の甲状腺の調査を行ったところ、36%の子どもがしこりなどの異常が見つかっています。

 実は福島市内は自主的な避難者は大勢おられますが、国の「避難」地域には含まれていません。

 県庁で「ここは放射線量が高いんです」と県議団でお話を伺ったので、線量計ではかってみることにしました。

 

 浜田よしゆき議員が線量計を持参していましたが、「小高区」では毎時1マイクロシーベルトを超えることはありませんでしたが、県庁の木の下では1マイクロシーベルトをすぐに突破して、線量計がふりきれてしまいました。

 

 別の線量計で県庁の玄関横の側溝の近くではかるとなんと「14,29マイクロシーベルト」です。

 

 部外者の立ち入りが禁止される放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト以上)の実に24倍もの線量です。

 福島市内の除染も「除染した土は基本的にはコンテナなどで密閉して自宅の庭に埋める」対応しかなされていないので、側溝など除染しても持って行くところがありません。 

 原発さえなければ・・・・そのことを実感した視察でした。